宇佐美は歴史の古い町で、歴史浪漫を感じさせる場所もたくさんあります。歌碑や梅園、寺社など宇佐美の見所をご紹介します。


ヲ宇佐美は「宇佐美」姓 発祥の地ヲ
宇佐美・城山(うさみしろやま)
「宇佐美」には、鎌倉時代の城跡(砦跡)が伝わっています。
宇佐美を流れる烏川(からすがわ)の河口付近、国道135号沿いの小高い森に「宇佐美氏」の居城と伝えられる「宇佐美・城山(うさみしろやま)」があります。

●この写真の碑の場所の前の道は通ることができますが、城山自体は現在立ち入ることができませんので、ご注意ください。
■「宇佐美」は、全国の宇佐美さんの発祥の地(ルーツ)と言われています。
頼朝の旗揚げに参加した「頼朝25功臣」の一人、「宇佐美祐茂(うさみすけしげ)」は「宇佐美」を治めたことから宇佐美姓を名乗るようになり、以後歴史に「宇佐美氏」の名が登場していきます。
宇佐美氏は勢力のあった豪族でしたから、全国に勢力を伸ばし、その末裔の宇佐美さんが今も各地で活躍しています。

■「宇佐美・城山」は、この「宇佐美氏」の始祖「宇佐美祐茂」の時代に築かれた城と言われています。
「宇佐美氏」は、全国各地で栄えますが、上杉謙信の重臣「宇佐美定行」も宇佐美一族の一人です。
本家ともいえる宇佐美の宇佐美氏は、宇佐美祐茂から後数百年にわたって栄えますが、小田原北条氏に攻められ、
激戦の末、宇佐美城は落城したと伝えられています。
※「宇佐美・城山」につきましては、現在、第三者の所有となっており、文化財としての指定がされず、恒久的な保全が難しい状況です。詳しい情報は「宇佐美・城山」守る会のホームページも併せてご覧ください。


ヲ江戸城築城に使われた「刻印石」ヲ
徳川家康は江戸城(現在の皇居)の基礎となる石の大部分を伊豆から運ばせました。伊東はその中心的な場所にあたり、いたる所に大名の石切場が置かれ、村の人口の数倍にもあたる作業員がきていた村もありました。宇佐美の離山の石切り場もその時のもので、周辺には数多くの刻印石も残っています。
多い時には3000もの船が、月に2度づつ江戸と伊豆を往復したといわれています。伊東にも大きな影響をおよぼしたと思われますが、具体的な内容についてはよくわかっていません。
●刻印石について
「刻印」を「石垣にノミで刻んだしるし」で「刻印石」と称します。
採石された石には、「刻印」が刻みつけられることが多く、この刻印が助役大名を決める決め手として重要でした。


ヲみかんの花咲く丘の歌碑ヲ
童謡「みかんの花咲く丘」をご存じですか?写真の歌碑は宇佐美のみかん園を望む山腹に建っています。各みかん園から車で5分程度、みかん狩りと合わせて立ち寄ってみてはいかがですか。
伊東市のみかん園協会のパンフレットの内容ですが、曲の背景をちょっとご紹介します。
 名曲「みかんの花咲く丘」は終戦直後の昭和二十一年八月に作詞家加藤省吾氏によって作詞、作曲家海沼実氏によって作曲されました。NHKのスタジオと伊東を結ぶ日本で初めてのラジオ二元放送、「空の劇場」で、当時人気の絶頂にあった川田正子さんが歌うために作られたもので、作詞された日の午後伊東へ向かう汽車の中で作曲された。というエピソードは有名です。
加藤省吾氏は静岡県富士市の生まれで抒情的な作品を得意とします。海沼実氏は長野市松代の生まれで数々の名曲を生みました。
「みかんの花咲く丘」は一幅の絵画を思わせる抒情と明るくリズミカルな曲調とがマッチして、敗戦に打ひしがれていた国民の心に明るい灯火をともし、燎原の火の如く一世を風靡しました。以来絶えることなく現在も広く国民の間に愛唱されています。

ヲ中村敬宇 顕彰碑ヲ
中村敬宇は塩木道出身の武兵衛の長男として生まれました。
東大教授などを務め、明治6年に三大義塾のひとつである同人社を設立。同人社は、一時は慶應義塾と並び称されるほど栄えました。
『西国立志編』『自由の理』など多数の著書があり、明治維新後の自由主義、民主主義の発展の貢献した啓蒙思想家として知られています。
『自助論』をやさしい和文で翻訳し発売した、『西国立志編』は、『学問のすすめ』と並ぶ、大ベストセラーとなりました。
※現在でも入手可能。


ヲ比波預天神社ヲ
この神社の祭神は事代主命(ことしろぬしのみこと)の御子であるといわれています。
境内の根廻り6mのポルトの木は昔、雷が落ちてで虚(うろ)になったと伝えられ、その根元が三つに分かれています。


ヲ朝善寺ヲ
住職朝善の子として生まれた日朝上人は40才で日蓮宗の高僧として身延山久遠寺の第11世貫主となりました。
晩年目を病みこの寺で灸治療により治したことから、眼病平癒の寺とされる。上人が目を洗ったという湧水が水神さんとして祀られています。


ヲ東光寺ヲ
宇佐美家の菩提寺。境内左にある石塔群の中に宇佐美祐茂とその妻の墓が有ると言われていますが、その中のどれがそうなのか、今だミステリー。


ヲ宇佐美梅園ヲ
自然をそのままに残した梅園。シーズンには満開の梅の花見と梅の実狩りも楽しめます。ここから海を見下ろす景色も格別です。